歯並びが悪いのが小さい頃からのコンプレックス。
そのような方は非常に多いですよね。
そのため多くの方達が歯列矯正を始めたいと思っているはずです。
しかし、歯列矯正はとても高額なことから始められない人が多くいるのが現状だと思います。
そこで、考えるのが「自力で歯並びを治す方法」はないのか?だと思います。
歯列矯正で100万円ほどかかるところを自力で治すことができれば、かなりお得ですよね。
いや、もはや0円でできるのでお得どころの話ではありませんね。
しかし、実際に「自力で歯並びを治す方法」なんてあるのでしょうか?
また、本当に自力で治すことができ危険性などはないのでしょうか?
ということで、今回は
- 自力で歯並びを治す方法について
- 自力で歯並びを治すことの危険性とは?
- これ以上歯並びを悪くしないようにする方法とは?
- まとめ
以上の4点についてお送りしていきたいと思います。
自力で歯並びを治す方法について
「自力で歯並びを治す方法」
これは歯並びにコンプレックスを抱えている方なら誰もが気になり調べることだと思います。
確かに「自力で歯並びを治す方法」というのは本当に実在します。
私も以前、歯並びが悪かった頃にネット上で「自力で歯並びを治す方法」と調べあらゆる方法を実践しました。
その実践した結果をお伝えしていきたいと思います。
私が実践した方法はこちらです。
1.ガタガタな歯を指で無理矢理押す
これは誰もが思いつく方法ですよね。
私は暇な時間さえあれば常にガタガタな歯を指を押していました。
しかし、ただ歯に痛みを感じるだけで目に見える変化はほとんどありませんでした。
2.割り箸などを使いテコの原理を利用する
次に私が実践したのは割り箸やスプーンを使いテコの原理を利用するという方法でした。
どういう感じかというと、
出っ歯を治したい場合はスプーンの表面を上の歯の裏側にセットし、スプーンの裏面を下の歯にセットし下の歯を支点にする感じですね。
つまり、
【出っ歯の場合】
■上の歯=作用点
■下の歯=支点
■手=力点
ということになります。
ちょっと想像しづらいと思うのであまり、深く考えなくても大丈夫です。
このテコの原理を利用した方法は指で押すよりも強い力が加わるため若干歯は動いたのですが、その分かなり痛かったです。
また、数時間後にはすぐに元通りになってしまいました。
3.睡眠時にうつ伏せになりタオルで歯を押す
たかが数時間歯を押したところで意味がないと分かった私は、起きているときは歯を指で押し、睡眠時はうつ伏せになり歯を押すという方法を実践しました。
どういうことかというと、
寝ているときにうつ伏せになり、タオルなどを巻物のように丸めてそこに口を置くという方法です。
私の場合は下の歯の方が少し前に出ていたので下の歯をタオルの上に置くような感じでした。
しかし、全然上手くいくことはありませんでした。
寝ているうちに顔がタオルからズレていたり、痛すぎて1時間もタオルの上に歯を置くことはできませんでした。
本当に折れるのではないかと思いましたね。
唇もものすごく痛かったですし。
結論
結論を言いますと、「自力で歯並びを治すこと」は不可能です。
歯列矯正を始められない方達にとっては「自力で歯並びを治す方法」というのは微かな希望だったかもしれません。
しかし、残念ですが「自力で歯並びを治すこと」は不可能です。
その理由として、まず歯を動かすためには、
1.持続して一定の力を歯に与え続けなければならない
2.歯が移動するためのスペースが空いてなくてはならない
この2つが最低条件になります。
まずこの2つの条件を満たしていない方は「自力で歯並びを治すこと」は絶対に不可能です。
たとえ、歯が移動するためのスペースが空いていたとしても持続して一定の力を歯に与え続けるのは無理だと思います。
おそらく1日18時間程度は一定の力を与え続ける必要があります。
また、運良く歯が動いたとしても時間がたてば元の悪い歯並びに戻ってしまいます。
それは歯には動いても元の位置に戻ろうとする力が働くからです。
そのため歯列矯正後には綺麗になった歯並びを固定するリテーナー期間というものがあるのです。
これらのことから「自力で歯並びを治すこと」は絶対に不可能なのです。
さらに、「自力で歯並びを治す方法」はかなり危険性が高いと言われています。
自力で歯並びを治すことの危険性とは?
矯正に関して全く知識のない人が自力で歯並びを治そうとすることは非常に危険なので今すぐにやめてくださいね。
何が危険なのかというと、指などで歯を強く押すことによって歯が逆に変な方向に傾いてしまったり歯茎を痛めてしまう可能性があるのです。
また、無理に押し続けてしまったら歯が折れてしまうことだって考えられます。
なので、取り返しのつかなくなる前に自力で歯並びを治そうとすることはやめだほうがいいですよ。
歯並びを綺麗にしたいのならまず歯科矯正の歯医者さんに相談しましょう。
これ以上歯並びを悪くしないようにする方法とは?
歯並びを自力で治すことは不可能ですが、今よりも歯並びが悪くなってしまうことはあります。
それは歯並びを悪くする生活習慣によって起こります。
たかがこんなことで歯並びが悪くなるはずなんてない、と思わずにあなたに歯並びを悪くする生活習慣がないかしっかりと見直すようにしましょう。
口呼吸をしている
歯並びは持続的に力を加えれば変わると先ほどお伝えしましたよね。
呼吸って生きていれば常にしていますよね。
そのため口呼吸が歯並びに与える影響はとても大きいようです。
理屈は難しくなってしまうのでここでは控えさせていただきますが、どうやら口呼吸をずっと続けていると出っ歯になってしまったりさらに出っ歯がひどくなってしまうようです。
そのため現在口呼吸になってしまっている方は早急に鼻呼吸に治す必要性があります。
頬杖をついている
頬杖をつくことが癖になってしまっている方はかなり多いのではないでしょうか?
きっとあなたにも心あたりがあるのではないかと思います。
頬杖をつくことが多いと、顎の関節や歯に力が加わり続けるため顎がズレて左右非対称になってしまうことがあるようです。
頬杖をつくと頭の5㎏分の力が顎や歯に加わってしまうようです。
5㎏と聞くとどれだけ顎や歯に負担をかけているのかがよく分かりますよね。
なので、意味のない頬杖なんて今すぐにやめてくださいね。
片方の歯だけで食べ物を噛む
これは意外に気にしていなかったという方は多いのではないでしょうか?
あなたも無意識のうちに片方だけで食べ物を噛んでいたという経験があると思います。
もし、それが癖づいていたら将来的にはかなり危険ですね。
ずっと片方の歯だけで食べ物を噛んでいると段々と顎の関節や噛み合わせがズレてきてしまいます。
なので、食べ物は左右の歯で噛むことを日頃から意識しましょう。
舌で前歯を押す
舌は普段、上顎にぴったりとくっついた状態が正常な位置です。
舌先が上の前歯にギリギリくっつかない位置です。
しかし、無意識のうちに舌で前歯を押しているということはよくあることだと思います。
そうすることによって出っ歯や受け口、すきっ歯の原因になってしまうので注意が必要です。
それを避けるためにも常に舌が正しい位置に置くことを意識してみてください。
姿勢が悪い
どうやら姿勢が悪いと歯並びに悪影響を及ぼすのだそうです。
よく言われているのが猫背だと受け口(しゃくれ)になりやすいということです。
なので日頃から正しい姿勢を意識してみてください。
歯並びを悪くする生活習慣ではないかしっかり見直そう
どうでしたか?
・口呼吸をしている
・頬杖をついている
・片方の歯だけで食べ物を噛む
・舌で前歯を押す
・姿勢が悪い
おそらくいくつか当てはまったのではないでしょうか?
今のあなたからしたら1つでも当てはまってしまったらいけないと思います。
ただでさえ、歯並びが悪いのに悪い生活習慣によってさらに歯並びが悪くなってしまう可能性があります。
「自力で歯並びを治すこと」は不可能なのでこれ以上歯並びが悪くなってしまったらさらにコンプレックスになってしまうと思います。
そうならないように日頃の生活習慣を1度見直してみるようにしましょう。
まとめ
「自力で歯並びを治す方法」というのは実際に存在します。
しかし結論として、自力で歯並びを治すことは不可能だということが分かりましたね。
さらに、危険性も高いのでくれぐれも自力で歯並びを治そうなんて思わないでくださいね。
また、歯並びを悪くする生活習慣もあるので1度あなたの生活習慣を見直してみてください。
そうすればあなたの歯並びがそれ以上悪くなることはないでしょう。